本日の心理学・名言1923-1

自分の真実~ここでいう真実には、二つあります。

一つは、事実関係のことです。因果関係といってもいいでしょう。

たとえば、自分の心の中に「怒り」があるとします。
怒りというのは、単純にいえば
自分が誰かに対してあることで怒っている、ということです。

その人に、何かをされて怒っていることもあれば、
して欲しかったのにしてもらえなくて怒っていることもあります。
もう一つは、こうした自分の怒りのルーツ、
又は自分の怒りのメカニズムという真実です。

こうした真実を知ることで、
無関係な人への八つ当たりを防ぐことができます。
親子、夫婦などの人間関係のトラブルで
一番多いのがこの八つ当たりです。

真実を知らないがゆえに、
勘違いして他の人に向けるべき怒りを
目の前にいる人にぶつけてしまうのです。
怒りのルーツを知ることができれば、
「じゃどうすればいいのか」という対策も立てられます。

怒りの発生している真のメカニズムを知らない限り、
怒りを沈める対策を立てても効果はありません。

湧き上がってくる怒りに動かされて、
人に毒を吐き散らすだけの人生となってしまいます。

人生も同じです。
真実が分かれば解決策もおのずと分かってきます。

もし、解決策が分からなければ、
それはまだ真実を知り尽くしていないということです。

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