本日の心理学・名言1922-5

相手に対して心を開いていないと、
相手が自分に心を開いているのかどうかの区別がつきません。
いえ、区別がつかないというよりも、
相手は心を開いていないように見えます。
相手が心を開いていても、
閉ざされているように感じてしまうのです。

悲しくなります。

みんなが自分に心を開いてくれたらなぁ・・・
といいたくなる気持ちは分かりますが、
こういう前提条件を突きつけていると、
永久に人と心を割って話をすることは出来ません。
「相手が○○してくれたら、△△してもいい」という発想は、
これ以上傷つきたくないという防衛の姿勢の表れです。
過去においてたくさん傷ついた人は、
しばしばこういう発想をするものです。

しかし、これは、
相手に対する否定のサイン又は拒絶のサインです。

人は、こういうサインには敏感なものです

相手は、あなたが心を開いているかどうかは
いちいち気にはしませんが、
無意識のうちに心を閉ざしてしまうのです。
こうしてあなたは、
せっかく開いていた相手の心を閉ざしてしまうのです。
これでは永久に人といい付き合いをすることは出来ません。

でもここにもまたジレンマがあります。
心を開いたら愛が入ってきて、ますます心を開くことが出来ますが、
心を閉ざしていると、ますます愛が入らないので、
ますます心を開くことが出来なくなります。
悪いことは何でも悪循環になるのです。

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