本日の心理学・名言1830-5

最大のストレス源は人生の諸問題だと思う人がほとんどです。
ある程度、それは真実。

ですが、もっと正確に言えば、
ストレスの増減は問題自体ではなく
問題にどう対処するかで左右されます。

言い換えれば、
その問題からさらに別の問題を引き出してはいないか、ということです。

それらを危機と見なすか、それとも教師と見なすか。
問題は、さまざまなかたちや規模や程度でやってきますが、
共通点が一つあります。
こんなことがなければいいのに、と私達に思わせることです。
問題と格闘すればするほど
一刻も早く消えてなくなれという思いがつのり、
ストレスもどんどんたまります。

皮肉ですが幸いなことに、その逆もまた真なりなのです。
仕方がないさ、人生には色々問題がつきものだとそれを受け入れて、思い切って教師と見なすと、
肩から荷物を下ろしたような気分になれます。
その視点に立って見直すと、
目の前の問題が握りしめた拳(こぶし)を開くようにほどけていきます。

これを試してみると、
ほとんどの問題は私たちが思っているような
非常事態ではないことが分かるでしょう。
そして、そこからいったん何かを学んだ後は、
たいてい問題の方から遠ざかって行くものです。

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