本日の心理学・名言1796-1

楽なこと=幸せなことではないのです。
楽なことはいいことのはずなのに、
むしろ、自分の個性や才能を最大限に発揮している時に
人は幸せを感じるのです。

自分の個性や才能を発揮する姿とは、楽な状態とは違います。
リラックスはしていても、悦びを得るために懸命になっている姿です。淡々としていても、情熱を込めてやっている状態です。

人間、好きなことなら情熱を込めてやれますよね。
本当に好きなことなら、楽な方がいいなどとは言いませんよね。
好きなことをして忘我の境地に達した時、一番その人らしくなるのです。個性を最大限に発揮すると個人を超えた状態となります。
でも何故か、その時が最もその人らしいのです。

さて、楽なことを求めてしまうのは、特に人間関係において顕著です。
たとえば、自分の醜さを認めるのはとても辛いことですが、
この辛さに耐えられない人は、楽な人間関係ばかりを求めます。

自分に真剣に意見する人や真実を言う人を避け、
傷の舐め合いができる人や、
自分が見下すことの出来る人を求めてしまうのです。
楽だからです。

でも、悲しみを悲しみで穴埋めすると、
ますます悲しみは大きくなります。

楽なことばかり求めていると、幸福から遠ざかってしまうのです。
忘我の境地で楽しめることを
淡々と情熱を込めてやるほうが人生楽しくなるものです。

フロントページに戻る