本日の心理学・名言1642-3

悟っていない人ほど、悟ったと宣言したがるものです。
本当に悟った人は、悟ったなどとは決して言いません。
自分はまだまだと言います。
謙虚さで言っているのではなく、
本気でまだまだ悟っていないと言います。

なぜでしょうか。

それは、一つ悟ったら二つ悟るべきことが見つかるからです。
二つ悟ったら、四つ悟るべきことが見つかるからです。
だから、人生を極めるのはまだまだ先だと思えるのです。

こういう人はいつも謙虚です。
いろんな人からいろんなことを教えてもらいたがります。
だから、ますますいろんなことを学ぶことができます。
また、自分のことをよく分かっていない人ほど、
ちょっと悟っただけで自己陶酔的に満足し、
人生のすべてが分かったような気分になってしまいます。
そのため、もうこれ以上悟る必要も、
勉強する必要もなくなったように感じて、
考えることすら停止してしまうのです。
人は思考を停止した時から、思い上がるものです。

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