本日の心理学・名言1610-8

@元祖プロ・コーチが教える育てる技術  25ページより
ジョン・ウッデン著  ディスカヴァー・トゥエンティワン刊

誇りは、恐怖心よりも人々にやる気を起こさせる。
私は、恐怖心や罰、脅しを通じて教えたいと思ったことは一度もない。
恐怖心をあおれば、
短期的には人々に何かをやらせることができるかもしれない。
しかし、長期的な視点から見ると、人々にやる気を起こさせるには
誇りを持たせる方がずっと効果的だと私は確信している。
そのほうが、ずっと長い期間にわたって
はるかに良い結果が得られるのだ。
誇りを持っている人物か、罰を恐れている人物か
私ならどっちの人物と一緒に仕事をするだろう。
私にとって、それは簡単な選択だ。
相手に敬意を示してはじめて相手は誇りを持つ。
このことを忘れてはいけない。
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イギリスにこんな諺があります。
You can take a horse to the water, but you cannot make him drink.
馬を水辺に導くことはできるが、馬に水を飲ませることはできない
馬にその気がない限り、
無理矢理水を飲ませることはできないという意味です。
強引に引っ張っていけば、水辺までは連れて行くことは出来るでしょう。
でも、強引にできるのはそこまでです。
恐怖心も同じようなことだと思います。
軍隊などの特殊な環境ではないかぎり、強制だけで人は動きません。
ロボットではないので、
プログラムの指示通りには人間は動かないのです。
上司も部下も、お互いに人間づきあいをしていきたいですね!
by本日のレシピ

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