本日の心理学・名言1554-8

人の生涯というものを、客観的に眺めれば
「生まれ、生き、死ぬ」というに過ぎない。
だから、生命の躍動を実感できるのは、
自分が生きているときであり、自分との関わりの中においてである。
人間は、結果が分からない、明日が分からないからこそ
生きているという実感を持てるのだ。
逆に言えば、生きている実感というものは、結果が出ないこと
明日が分からないということの中で醸成されるものだろう。
人間の生命には、
みずからをそういった不安定な位置に置くことによって

みずからの存在を実感するようなところがある。
明日が不確実だから夢を持つ。
不安があるから、なんとか期待通りのことを実現しようとする。
このことを愉しみと受け入れることができる人が
人生を愉しむことが出来る人なのではないか。
*疲れた心をなごませる言葉  26ページ
秋庭 道博著  PHP文庫刊
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「明日が不確実だから夢を持つ。」
正にそうですよね。何もかもが順風満帆、うまくいっていて
何も困ることも苦しむこともなければ、
夢なんて抱かないかもしれません。
「こんな風になったらいいな。あれができたらいいな。」
まるでドラえもんの主題歌のようですが、
その裏側には、毎日が不確実で、不安定で、
未来が見えないという事実があるのです。
不安だから、不確実だから、夢がある・・・素敵ですよね!
自分の置かれている環境に悲嘆するのではなく
その環境を未来に向けたエネルギーに変えていきたいですね!
by本日のレシピ

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