本日の心理学・名言1481-3

@好きだから優しく見える心理~感情の裏に隠された心理~1

人間の「知覚」は、
その人の主観によってとても歪曲されやすいものです。
同じ物を見ても、
人によって見え方がかなり異なるというということです。
見え方の違いに大きく影響を与えるのが、
過去の体験や、その瞬間に何を欲しているかということです。
恋愛においても、人は相手のことをあるがままに見るのではなく、
そう見たいと欲するように見る傾向が強いです。
恋人について、「なぜ彼を好きになったの?」と聞かれて、
「とてもやさしい人だから」と答える場合にも、
そこにはかなりの知覚の歪みがあると考えられます。
「やさしい人だから好きになった」のではなく、
実際は「好きになったからやさしい人に見えるようになった」
といった側面がかなり強いはずです。

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@愛されれば愛されるほど不安になる心理~感情の裏に隠された心理~2

相手に愛されれば愛されるほど、
ますます不安がつのってくるという女性がいます。
相手に好意を示されれば示されるほど、
受け入れられれば受け入れられるほど、
それによる喜びよりも「捨てられてしまうのではないか」といった
不安のほうが勝ってしまうのです。
このような女性の場合、相手に向けられている不安という感情は、
実は過去のある人に対して向けられていた感情である
可能性が大きいです。
今目の前にいる相手に対して、
母親とか初恋の人などに向けられていた過去の感情を、
無意識のうちに移転しているのです。
特に、幼児期に母親に
全面的に受け入れられてもらえないという気持ちを抱いたり、
見捨てられるという不安を感じて育った女性にとっては、
成長してからの人間関係においても、
相手を信頼しきるというのが非常に困難になります。
そこで考えてみなければならないのは、
その不安が本当に目の前の相手によって
呼び起こされたものであるか、
それとも過去の感情が移転されたものであるかということです。

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