本日の心理学・名言1476-7

「やってみたいから、やる」でいい!(内発的な動機づけ)

社会に出ると、1日の大部分は、
「やらなければいけないこと」でつぶれてしまいます。
会社勤めの人は、朝、目が覚めた瞬間からそれが始まりますね。
職場の1日も、「やらなければいけないこと」で埋め尽くされます。
退社時間が来て、やっと解放されるころにはもう、
何もしたくありません。
そういう毎日の中で、「やってみたいな」と思うことがある。
それだけでも新鮮で、貴重な感情の起伏といえないでしょうか?
なぜなら、「やらなければいけないこと」のほとんどが、
外発的な動機づけで実行されるからです。
外発的な動機づけとは、
たとえば、
「上司ににらまれる」とか、
「ノルマを達成できない」、「会社や取引先に迷惑がかかる」
「クビになったら家族が困る」といった、
義務感、責任感が根底にあります。
その仕事をやりとげることで、
たしかに充実感や達成感も味わえますが、
それは義務や責任を果たした安堵感であって、
やりたいことを成し遂げた快感とは違います。
もちろん、仕事の中で自分のやりたいことを実現させている人は、
大いに快感を味わうはずですが、
ある程度、高いポストについている人か、
よほど恵まれた職場環境にある人でなければ難しいでしょう。
けれども、「やってみたいな」と思うものは違います。
こちらは自分が実現したいこと、そのものになります。
たとえ仕事とは無関係であっても、
「できたらいいなあ」と思っていることに
挑戦してみるというのは、内発的な動機づけになります。
「やってみたいから、やる」というのは、動機としても純粋なのです。
さて、あなたが、少しでも「やってみたいなあ」と思うものは何でしょう?by心のストレッチルーム

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