本日の心理学・名言1465-9

@学習障害
知的能力は標準以上でありながら、
学習する能力に障害があるために、
読み・書き・計算などの能力が著しく遅れてしまい、
特別な配慮をしないと教育が難しい状態にあるというものです。
学校に入ってから明らかになるケースが多く、
読字障害(読む力の遅れ)、算数障害(計算する力の遅れ)、書字障害(字を書く力の遅れ)の3つに分かれています。
この3つが重なり合っていたり、
コミュニケーション障害を伴っている場合もあります。
コミュニケーション障害というのは、
言葉はわかっているのにうまく発することができないなど、
身体には全く異常がないにもかかわらず、
話したり聞いたりすることがうまくできないという障害です。
学習障害の原因は、中枢神経系の機能障害と考えられています。

治療は、その障害の状態によって異なりますが、
勉強嫌いになったり、いじめの対象となったりする前に
適切な対応をし始めることが大切です。
例えば、視覚的に文字などを認知しにくい子どもには、
繰り返し聞かせて覚えられるように工夫すること、
また、聞いて理解するのが困難な子どもには、
内容を大きく書いて掲示したり、ビデオや絵本を利用したりすること、
書くのが困難な子どもには、細かいことを注意せず、
大きな字で書くように指導することなど、
できることから始める事が治療の基本となります。
子どものできることを伸ばすようにすると子どもに自信がつき、
治療効果も上がるのです。
by心理カウンセリングの豆知識~子供の病気

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