本日の心理学・名言1462-6

@うつ病の身体症状
「うつ病」には、精神症状のほかに様々な
身体の異常がみられるのが特徴です。
まず、ほとんどのうつ病の人に見られるのが
「睡眠障害」の一つである「不眠」です。
不眠には、入眠障害(寝つきが悪い)・熟眠障害(眠りが浅く熟睡感がない)・早朝覚醒(早朝に目覚めてしまう)などがあります。
不眠になると朝の目覚めが悪く、疲労感が残ってしまいます。
また、眠れない苦しみから、あれこれ悩み、すべてを放り出してしまいたいとさえ思ってしまいます。
不眠の辛さは、他の人になかなかわかってもらえず、
夜中に一人で悩むことになってしまうのです。
全身の倦怠感も現れます。
何かをしようとしても、自分の体ではないかのように自由がきかなくなります。
電話の受話器さえも持っていることが困難になることがあります。
他の人からは、怠けているように見えてしまうこともありますが、
動かそう、働こうとしてもそれができないのです。
また、これに伴い、めまい、頭痛、頻脈、過呼吸などの
症状が現れることがあります。
食欲不振も大きな特徴の一つです。
食べることに興味を失い、食べようと思っても、喉を通らなくなります。無理して食べると嘔吐してしまうこともあります。
食欲不振による体重の減少も見られます。
胃部不快感、腹痛、下痢などの症状が現れることがありますが、
胃腸の検査をしても異常が見られず、
辛いまま長い時間が経過してしまうこともあります。
このほか、耳鳴り、味覚異常、しびれ感、性欲減退など様々な身体症状が現れるのがうつ病の特徴です。
「精神症状」とあわせてこれらの「身体症状」がみられたら、
心療内科や精神神経科を受診なさることをお勧めします。
by心理カウンセリングの豆知識
トップページへ戻る