本日の心理学・名言1362-3

@三浦雄一郎さんの生き方のお手本とは、どなたなのでしょうか。
2003年5月、私(三浦雄一郎さん)は目標としていた70歳での
エベレスト登頂に成功しました。
頂上からの素晴らしい眺めに感動した私は、
再びここに戻ってきたいと思いました。
一方で、私の心臓はかなりのダメージを受けていました。
2度にわたって心臓の手術を受け、2008年5月に75歳でのエベレスト再登頂に成功したのです。
2度目の登頂を果たした私は、帰ってくるなり、
今度は80歳でエベレストに行きたい」と口にしました。
家族やドクターの反対を押し切り、
3度目の出発までに私は2度の心臓手術を繰り返しました。
まさに80歳のエベレストは命懸けの挑戦になったわけですが、
諦める気持ちは微塵もありませんでした。
私がそういう強い気持ちを持てたのは、
父を見ていたからかもしれません。
最後に骨折したのは97歳の時でしたが、
これも治して99歳でモンブランを滑ったのです。
いくつになっても諦めなければ、夢は叶うものなんだと思います。
夢が叶わないのは、どこかで諦めてしまうからなのでしょう。
父は101歳で天寿を全うしましたが、
最後まで大好きなスキーを続けました。
サインを求められると、好んでこう書いていました。
探求一筋
人間、現状維持でいいのだと思ってしまうと、
そこで成長が止まってしまいます。
しかし、父は最後まで成長し続けていました。
「もうこれでいい」という気持ちには決してなりませんでした。
現状維持を拒み、昨日の自分を超えようとしていました。
父は「諦める」という言葉を知らない人でした。
そうした父の生き方は、私にとっての最高の手本となっているのです。

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