本日の心理学・名言1312-4

@交通事故の原因とは、衝突することです。
スピードの調節をするアクセル、車をとめるブレーキや、これらに異常のない車でも、その車を運転するのは人です。車だけでは動きません。右と言われればそれを聞き、白と言われればそれを受け入れる人は、信号に従いブレーキをかけて車を止める人です。

「スピードは控えめに、ブレーキは早めに」との標語が眼の前にあっても、交通安全のお守りをつけていても、日ごろ気ままな心遣いをしていては役に立ちません。
反対に、知らず知らずのうちに使っている自己の癖、持ち前性分改めようと努力精進する態度は、
既にブレーキがかかっている運転であります。

自分の感情むき出しで、性分どおり手放しで通る行き方は、ブレーキのかからぬ運転操作となって、車と車、人と車の衝突する素因を作っているのではないでしょうか。

生存競争に時代だ、食うか食われるかの世の中だと、がむしゃらに突っ走っても、いったん事故を起こせば、万事休すという天のブレーキがかかることを悟らなければなりません。

日々常に、親や目上の意見に従わぬような癖、持ち前性分を持っていないかを反省し、心がけるところに衝突はありません。ここにこそ交通安全があり、事故絶滅の「もと」があるのではないでしょうか。
by話の台第四集

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