本日の心理学・名言1301-4

@道徳とは、社会生活の秩序を保つために、
一人ひとりが守るべき行為の基準なのですが、
それを守らない人は論外として、
これだけを守る生活が、その人の将来に幸福をもたらす良い運命につながるとは考えられません。
なぜならば、それを守るべき行為に先立って、遣う心の在り方が最も大切で、それによってプラスプラスにもマイナスにも導かれるからです。
親孝行という一例をあげてみましょう。
孝養の美徳の中でも嫁が姑の肩などをもんでいる姿などは、見る人々にも、ほのぼのとした明るさを与える行為です。
#A子さんの心の中は、姑はもう長くないし、そうなれば、ここの財産も一切私たちの自由になる、少々嫌なことでも、ここは一番我慢々々。
#B子さんの心の中は、近所や親類の手前、夫や小姑の義理からでも、いい嫁でいた方が利口なやり方。まぁ義務的にもみましょう。
#C子さんの心の中は、愛する夫をお育ていただいた大切なお母様、肩もみぐらいはおやすい御用、毎晩でもさせて頂きます。
形こそ仲むつまじい嫁姑の姿ですが、心の中は三者三様、
こんなにも大きな相違があるということは、
何を物語っているのでしょう。
それは、何事でも心の持ち方に形が添うのが、一番大切であるということです。
心の使い方こそ、その人の真価を決めるもので、
それが徳(注)、不徳となって、積まれた結果が、幸・不幸につながることを悟らねばなりません。by話の台第二集

(注)神様のご利益を受ける心の器の広さ・強さなど

トップページへ戻る