本日の心理学・名言1209-4

@「運が悪かった」と逃げないための“ものの考え方”
世の中には、自分の思い通りにはいかないことがたくさんあります。少し「重い」ことで上手くいかなかったとき、失敗したとき、その原因をどこに帰属させるかが問題です。
これを「原因帰属」といいます。これは日本人とアメリカ人ではかなり違います。
アメリカ人の場合、上手くいけば自分が原因、失敗すれば他人が原因と考えます。
ところが日本人は、建前だけか、本音でもそう思っているのかは分かりませんが、言葉の上では、成功すれば皆さんのおかげ、失敗すると自分が原因というのです。
ただ、失敗した時に「運が悪かった」と思う場合は、これとは違ってきます。「運が悪かった」というのは、自分には責任はないという発想です。実際、私たちの運は、良かったり悪かったりします。楽な発想ではありますが、あまり現実的とはいえません。
また、失敗の原因を運のせいにすることは、心理学的にいいますと、外的変動要因への帰属となり、原因帰属が自分以外に向きがちです。その結果、自分の努力や工夫に目が向かなくなります。
成功した人は、運の良さも手伝ったでしょうが、地道に努力した結果だと考えれば間違いありません。成功の陰には、運だけではなく地道な努力があるのです。そう考えて、運の悪さを克服するぐらいの努力をしてみたらどうでしょうか。トップページへ戻る