本日の心理学・名言1155-5

@「どうせやるなら覚悟を決めて10年やる。
すると20からでも30までには、ひと仕事できるものである。
それから10年本気でやる。すると40までに頭をあげるものだが、それでいい気にならずにまた10年頑張る。すると、50までには群を抜く……」
これは「時間をどこまで生かし切るか」ということによって、学歴のある人に対抗し、それをもって、自分の一路をひらく、唯一の「カギ」とすべきだということです。
否それは、単なる「カギ」という程度のなまやさしいものではなく、ほとんど唯一の「白刃(はくじん=鞘(さや)から抜いた刀。しらは。~切り札)」といってよいと思います。
──『人生二度なし』(森信三・著)
「人生と時間」という問題について、一番大事な点は何かというに、それは人間は、その人がどれほど時間を生かしているか否かが、その人の人間としての真の値打ちだということです。
これは言い換えれば、一日はすべての人にとって24時間であるが、しかし24時間という時間を、どれほど有効にかつ充実して生かすかどうかが、その人の真の人間としての値打ちだということです。
そしてこのことは、とくに学歴に恵まれてない人々が、骨に刻んで知っていなければならぬことです。すなわち学歴に恵まれない人々は、「時間をどこまで生かし切るか」ということによって、学歴のある人に対抗し、それをもって、自分の一路をひらく、唯一の「カギ」とすべきだということです。否それは、単なる「カギ」という程度のなまやさしいものではなく、ほとんど唯一の「白刃(はくじん)」といってよいということです。トップページへ戻る