本日の心理学・名言1154-4

@「順境にいても安んじ、逆境にいても安んじ、
常に坦蕩々(たんとうとう)として苦しめるところなし。
これを真楽(しんらく)というなり。
萬(よろず)の苦を離れて、真楽を得るを学問のめあてとす」~中江藤樹の言葉である。
順境の時、人はつい慢心しがちになる。
順境にあって傲慢にならず、謙虚に心を落ち着かせている。
逆境の時もへこたれず、心が安定している。
どんな状況でも心が平らかでゆったりとし、状況に振り回されない(坦蕩々)。
それを真の楽しみという。
この真の楽しみを得るために、そういう人物になるために学ぶのだ、と藤樹は学問の要訣を説いている。人生を大成させる人は一様に、この要訣を体得した人であろう。
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