本日の心理学・名言1110-3

@自分の伝えたいことが相手に正確に伝わるという保証はありません~こちらの言ったことは、相手に多様なイメージや状況を想起させ、様々な感情を起こすのです。
@私たちの一人ひとりの理解の枠組み、言葉への意味付けは必ず違うのです。
その枠組みを「準拠枠」と言いますが、「準拠枠」の違いは、同じ言葉を使っても、その言葉で個々人が表そうとすること、意味すること、理解することが違うという結果をもたらします。
コミュニケーションをはかる時には、言葉は同じでも「準拠枠」が違う可能性があることを覚えておいて、相手の心の中で何が起こるかは、相手の自由であることを前提とすることが大切です。別の言い方をすれば、コミュニケーションとは、「準拠枠」の違いを照合し合って、より正確な理解に導く限りない相互交流のプロセスなのです。
それは、かなり複雑で大変なプロセスですが、そんなものだと分かっていれば、簡単に「分かった」とか「分かってもらえなかった」となることもありません。
また、コミュニケーションを積極的に進める必要があるときとそれほどこだわらなくていいときとの区別もつけやすくなるでしょう。
@コミュニケーションの中で、自分を正確に伝えようとする努力のほかに、もう一つ大切なことは、相手が言っていることを相手の思いに即して理解しようと努力することです。
自己表現は出来るだけ正確に、そして他者理解も出来るだけ相手の『準拠枠』に沿ってやろうとすることが必要なのです。トップページへ戻る

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