本日の心理学・名言1084

@気の持ちようで不思議なことが起こります。「自分が、自分が」という思いをすっぱり捨てて人に花を持たせると穏やかな気分になれるのです。注目されたい、尊敬されたい、特別な存在に思われたいといった私たちのエゴは、しばしば他人を犠牲にしてしまいます。
人の話をさえぎったり、一刻も早く自分のことを話したいというエゴは、誰の心にも巣くっています。程度の差こそあれ、残念ながらほとんどの人がそうなのです。話に割り込んで自分の話題に変えるのは相手の喜びを奪うのと同時に、相手との間に距離を作ります。
今度、人の話を聞く機会があったら、自分のことを口にする癖がないかどうか確かめてみましょう。これは結構断ち切るのが難しい癖でもありますが、相手に花を持たせるように努めると、楽しいだけでなく心がくつろぎます。
話の途中で、、「それはすごいですね」とか「もっと聞きたいな」と言うだけにします。相手は楽しいばかりかじっくり話を聞いてくれていると感じ、あなたと競争しなくてもいいんだと気が楽になります。すると。もっと自信がついて、話はさらに面白くなります。あなたも自分の番を待って苛立つこともなく、ゆったりとできるというわけです。
もちろん、いつも相手を立てるだけなく、お互いに経験を分かち合って花を持たせ合うことも必要です。
ここで言いたいのは、相手から花をもぎ取りたいという衝動を抑えることが大切だということです。
その衝動を抑えると、人から注目されたいという願望は、相手に花をもたせてあげられるという静かな自信に取って代わります。トップページへ戻る