本日の名言1016

@子供の頃、辛い体験を多くした人は、これ以上傷つきたくなくて、辛い出来事が発生すると、すぐに忘れようとします。惨めな気持ちを感じたくないのです。そのため、自分の本当の気持ちと対面することを恐れるのです。そうやって、一瞬は傷つくことから回避できますが、しかし、しばらくするとじわじわと落ち込んできます。わけもなくイライラしたり、泪が出てきたりします。消去したはずの悲しみの記憶が泉のように不安や怒りを噴出し続けるからです。
では、どうしたらいいのでしょうか。
まず、思い切って傷ついてみることです。大丈夫、心の傷はの大部分は子供の頃に出来た傷です。あなたはもう既に傷ついているのですから、それ以上傷つくことはありません。傷の再確認をするだけです。むしろ、傷を直視することを避けているから、何度も傷が痛むのです。
そこで、荒治療ですが、自分の傷をじっと見据えて、ボロボロになるまで傷ついてみることをお勧めします。それが自分の真実です。自分の本当の気持ちが分かると、相手の気持ちも分かってきます。相手の心の裏が見えてきます。敵を知り己を知ると、どうすべきか、ではなく、自分がどうしたいのか、という自分の意志が浮かび上がってくるのです。自分の真実、つまり、自分の本当の気持ちと向き合うと、これらのことがおのずから分かるのです。
トップページへ戻る