本日の心理学・名言21004-3

@エゴグラムと自己変容
*エゴグラムを用いた自己変容3/8
#自分を変えるということはどういうことか 
自分を多少とも変えるということは、
エゴグラムの上で言うと「P」「A」「C」の間の
エネルギーの配分を変えることになります。
その為には、次のような点を配慮して
自己を変えるための計画を立てるのが良いと思います。
A:
目標をはっきりさせる
現実のエゴグラムの上に「こうありたい」と望む理想のエゴグラムを描いてみます。
一般に「NP」と「CP」を高くして「AC」をそれより低くする
方向に目標を定めるのがよいとされています。
B:
高い箇所を縮めるより、低い部位を伸ばすようにする
人格の主導権を握っている優位(高い箇所)な自我状態を
無理に縮めようとしても実際にはなかなか上手くいかないものです。

*心的エネルギー一定の法則
心的エネルギーも身体のエネルギーと似ていて、
環境、生理状態が一緒なら大体その量は一定ですから、
ある箇所を伸ばすと他の部分へのエネルギーの給付は減っていくものです。
それぞれの箇所を上げる具体的な方法は次回に述べたいと思います。

A:
抵抗に気づく
エゴグラムから見ると変容を妨げているのは、たいてい一番高い箇所です。
そこで、変わるべきだが,変わるのは苦痛だからいやだと言う類の葛藤が生じます。
このことに気づくことが大切です。
B:
対人関係の改善を図る
自分のエゴグラムと相手のそれを比較しお互いの自我状態の高低やズレを見ます。
双方のエゴグラムを縦軸と横軸を反対にして向かい合わせる形にしてみます。
(このとき一方の縦軸の自我状態の順番が逆にすることを忘れないで下さい)
そしてどの箇所が重なるような形になっているのか(相性がいい)、
どの箇所が離れているのか(相性が悪い)を調べます。

こうした形でいわば2人の相性を観察することができるのです。
一般に「NP」と「FC」のスコアが接近(重なる)ように
自分の行動様式を変えると交流は改善していくものです。