本日の心理学・名言21000-1

@自動思考とその修正方法1/3
自動思考とは、ある出来事が起こったときに瞬間的に浮かぶ思考のことで、
誰もが持っている「解釈の癖」なのです。

これにより、起こる感情が変化します。
しかし、この「解釈の癖」が日常生活に支障をきたしている場合には、
認知の歪み」と呼び、カウンセリングなどによる治療が必要となります。

認知の歪みの典型的なパターン
1: 全か無か思考
状況を連続体ではなく、たった2つの極端なカテゴリーでとらえること。
物事を両極端、白か黒か、全か無か、のどちらで考える完璧主義。

2.
:過度の一般化:その状態が永遠に続くと考える。
3
:心のフィルター
全体像を見る代わりに、一部の否定的な要素だけに過度に着目する。
4
1: マイナス化思考
肯定的なことをたいしたことではないと、無視、軽視する。
4
2.肯定的側面の否定や割引き:肯定的な自己の経験、功績、長所などを不合理に無視するか、
割り引いて考える。

5.
:結論の飛躍
勝手な否定的憶測事態が悪くなっているだろうと予測する。
6
:感情的理由付け:自分がそう感じる(そう信じている)から、それが事実に違いないと思い込み、
それに反する根拠を無視するか、低く見積もる。

7.
:過大解釈と過小評価:自分の良いところを過小評価し、
他人の良い所を過大評価する。
8
: 「ねばならない」「べき思考」
自分や他人の振舞い方に、厳密で、固定的な理想を要求し,それが実現しないことを最悪視する。
自分または他人を「~べき」「~べきでない」と批判する『性格の中枢』。
9
: レッテル貼り:より合理的な根拠を考慮せず、自分や他者に対して、
固定的で包括的なレッテルを貼り、否定的な結論を出す。

10.
:個人化(自己関連付け):他者の否定的な振る舞いを、
他のありそうな見方を考慮せずに、自分のせいだと思い込む。

11.
:破局視(運命の先読みとも呼ばれている)
他の可能性、特に現実的にありそうな可能性を考慮せず、未来を否定的に予言すること。

12
:読心術:他のより現実的な可能性を考慮せず、
他者が考えている内容を自分が分かっていると思い込む。

13
: トンネル視:状況に対して、否定的な側面しか見ない。
例:「息子の担任教師は、何ひとつきちんとできない。
彼は批判的で、鈍感で、しかも教え方が下手だ」
これらの歪みは、単独あるいは組み合わせで現れます。
完全に修正することはできませんので、
治療前を
100
%とした場合、30%程度に修正できれば問題なく生活できるようになります。