本日の心理学・名言20922-3

@ダブルバインドとは1/5
二重拘束の意で、ここでは広義の意味で、
年数をおいて相矛盾する二つの次元のメッセージを受け取った者が、
その矛盾を指摘することができず,
しかも応答しなければならない(幼児決断)ような状態をいうことにします。
〇禁止令とは、親から、物心がまだつかない(幼児期)に、
無言でわたされる子供の態度行動に関する、
親の感情的な不合理な命令をいいます。
つまり子供の行動に対して、
否定的なしかめっ面や、攻撃的視線など、
逆に親の喜ぶ顔や微笑など、
親の無意識な本音を子供がうけとって(幼児体験)、
自分にブレーキをかけることを禁止令といいます。
これは物凄く強烈で、ほぼ強制執行的圧力で、
無意識のところからその人間をコントロールします。
ですから、トラウマと同じ働きをする、と言えるのです。
〇対抗禁止令とは、親が指示的に言葉で子供に伝えた、
オマエはこうあれ、というもので、
親の期待や願望に子供を縛り付けるものです。
禁止令は物心がつかない時に発せられるもので、
対抗禁止令は、物心がついてから発せられるものなのです。
対抗禁止令は一見まともな考えに思われますが、
禁止令のような要素を無意識にはらんでいることが多いのです。
しかしながら、その仕組みが分からない子供は
後の方の命令~対抗禁止令を忠実に実行しようとします(まともに見えますから)。
そこで、何らかの要因で実行できなくなった時、自己矛盾の状態に置かれて、
無意識下でくすぶっていた禁止令が幼児決断を誘発させ、頭をもたげて来るのです。
なにせ、物凄く強烈で、ほぼ強制執行的圧力で、
無意識のところからその人間をコントロールするのですから。
このことにより、自己の心身に変調をきたしたり、
周囲の人には人格が豹変したように振る舞うことが多いのです。
*幼児決断~衣食住を握られている幼児が、
苦肉の策として自分に言い聞かせる決断
これには禁止令と対抗禁止令が大きく関わってくるのです。