本日の心理学・名言20584-1

A
#聞くテクニック
聞きのプロであるカウンセラーがまず最初に実践する最も有効な手立てとして、
なんといっても「あいづち」が挙げられるでしょう。
2ステップ目だと返事も「はい」や「うん」だけではなく
バリエーションを持たせ、例えば敬語での会話なら,

「はい」「あーぁ!はいはい!」「ええ」「ええ、ええ」「なるほど!
」「そうなんですか!?」「やっぱそうですよね」
「そうなっちゃうんですよね」など。たったこれだけでも相手は、
意識的にこれらのことをしていなかった時よりずっと、
『すごく親身になって聞いてくれてる』と思うはずです。
これは人間関係に大きく関わってくる心理学の一つなのです。

B
文脈効果
知覚・認知・言語・記憶に関する概念で、
その前後関係から対象となる刺激の知覚過程が影響を受けることです。
身近な例を挙げてみると、「のり取って」と言われたとき、
それが食卓であれば食べ物の海苔のことを指していると思い、
また、相手が何かを貼ろうとしている状況なのであれば、
文房具の糊のことを指しているとわかるでしょう。
これが、言語における文脈効果の例です。
このように周囲の状況により意味が変わる現象が、文脈効果と呼ばれるものです。
C
#観客効果
見物効果ともいう。
人前でスピーチ,歌,ダンス,その他の作業をするとき,
他人に見られているということによって影響されること。
この場合,過度の緊張や不安が生じ,行動に混乱が生じたり,
作業能率が低下したりすることが多いが,
反面見られていることによってかえって能率が高まることもある。

D
#自我の含蓄
成長するとともに自己に対する考え方が拡大されて考えるようになっていきます。
この状態を「自我の含蓄」といいます。
拡大とは、自己だけを対象に考えていたのもが、
自己以外の家族、友人、学校、会社、町、国家、民族など,
までを自己と同じように考えることになることです。
したがって、
その拡大された自己に対する悪口は、
自分に対する悪口と感じるようになります。