本日の名言932

@私たちの中には、フロイト的にいえば本能的、無意識的に攻撃的な欲求があります。
そして、その欲求は、外に出してはいけないことになっています。ところが、これに大義名分や理由がついて「相手が悪い」ということになれば、怒りとして外に出してもいいことになります。正当な自己防衛であれば法的にも認められます。ふだん押さえていた攻撃的欲求が、ここぞとばかりに“正義”を得るのです。日頃、そうした内面に潜んでいる攻撃的欲求を抑えていればいるほど、抑制が取れたときに相手を攻撃しすぎてしまうのです。
しかし、これを続けていると、攻撃されている間は、リベンジ(報復)を考えるようになります。そして、お互いにエスカレートし、悪循環にはまってしまいます。
最初が肝心です。一度は思いっきり怒ってもいいのです。それまでの不満をすべてぶつけてください。ただし、それは一度だけ。相手が謝っているのをいいことに、二度、三度と絶対に怒らないことです。大事なのは、相手が謝ったら、気持ちの上ではすぐには収まらなくても、一回で矛を収めることです。トップページへ戻る