本日の心理学・名言19908-3

@女性のメイクに関して次のような実験報告があります。
「プロにメーキャップされた女性は、自分で化粧した場合よりも、
対人距離が近くなった。(中略)
これは化粧されたことで、より外交的になり、

行動も積極的になったことを示している。
化粧により自分の顔が
美しく変化していくこを実感すると、
自己の満足感が充足し、
それが自己肯定につながり、自尊心も高まる。」
(参考:「裏心理学大全」斉藤勇著 宝島社)
つまり、メイクで変化した自分を鏡を通して認識し、
美しくなった自分を実感すると自分に自信が出てきて、行動が積極的になるということ。
これは心理学の「自己認識」という概念にも関わってきます。
人には次の5つの階層があります。
自己認識
信念↑
能力↑
行動↑
環境↑
そして、このうち最も影響力が大きいのは一番上にある「自己認識」。
極論すると信念や能力があっても、だとえどんなに行動しても、
どれほど環境に恵まれていても、
「私はダメ」という自己認識があると何もできないということ。
反対に「私って天才だ!」という自己認識があると、
周りの人がどう言おうが、
能力があろうがなかろうが関係なく、
その天才の実現に向かって人生を進んでいける。
女性の場合にはその自己認識を高める方法論の一つがメイクなのかもしれない。
こんなことを書くと女性の方から「女性はそんなに単純じゃない」
とお叱りを受けるかもしれない。
でも、医学博士・ベストセラー作家である佐藤富雄先生も
仕事や人生で女性が成功する秘訣をこう言っている。
「一番大切なポイントは自分が自分を魅力的ないい女と思えるかどうかです。
他人と比べる必要など少しもありません。
生まれつき美人か否かも、問題ではありません。
要は、その人自身がどう思っているかがすべてなのです。」
(「愛されてお金持ちになる魔法の言葉」佐藤富雄著 ぜんにち)
男性には分からないかもしれないけれど、女性にとって
自分が美しく変化していくことを実感するというのはとても大切なこと。
女性スタッフの多い職場の責任者となっている男性の方は
一度、メイクアップ研修を実施してみてください。
社内や店内の雰囲気がガラッと変わりますから。
by
ビジネス心理学