本日の心理学・名言19112-5

心配性の人たちは、
「うまくいかない可能性のあることは、本当にうまくいかない」という、
例のマーフィーの法則を自分で実践しているかのようです。

物事をたえず悲観的に見ている人たちは、
想像しうる限りの“悲劇”を心配しているため、
いつも落ち着きがなく、
悪い結果を避けようとあれこれもがいて準備をするのですが、
それによってさらに心配が増してしまうのです。

世の中には、自分がどうにかできるものと、できないものがあります。
こんなフレーズがあります。
「変えられないものを受け入れる心の静けさと、
変えられるものを変える勇気と、
その両者を見分ける英知をお与えください」

確かに、この二つを見分けるのは難しいことかもしれませんが、
心配性の人たちは、この「自分ではどうにもならないこと」ばかり、
なんとかしようとするから、疲れ果ててしまうのです。
将来に備え、心を砕くことで、
予想外の事態に陥る確率は下がるかもしれません。
しかし、度を越した“不安な気持ち”は、
建設的な方向に向かうことはめったになく、
ただ自分を暗い気持ちにさせるだけなのです。

「自分ではどうにもならないこと」をあれこれ心配するより、
「自分の力で変えられる事」、
すなわち、「自分の心の持ち方」を変えたほうが絶対人生はうまくいくのです。