本日の心理学・名言18832-3

A:
仕事や勉強でも、努力の割に結果の出ない場合があります。
そういうとき、従来のペースを変えるのも一つの方法です。
結果が出ないと「努力が足りない」とか「衰えた」
といった見方をしがちですが、

同じペースでずっと続けていると、
慣れが出てきて能力が相殺されるのです。

人間の体でも内部で作れる成分を外から与えていると、
体自体がそれを作る能力を低下させるのです。
そういう時、いったんそれを断ち切ると、
能力が復活するということがあります。

これまでのペースを変えることは、勇気のいることかもしれませんが、
結果が伴わないときは、勇気をもって変えてみるのも悪くはありません。
これはあらゆるスランプ脱出法にも応用できます。

B:
「逃げないこと」が最高のストレス解消法~
それはストレスを生じさせている要因と向き合うことです。
そこから逃げない。
勇気をもってそれと対峙(たいじ)する。
これに勝るストレス対処法はありません。
確かに、そのときはちょっとつらいかもしれません。
でも逃げてばかりいると、
先へ行ってもっと大きなストレスを背負い込むことになるのです。
問題の芽が小さいうちに向き合って解決してしまうのが一番なのです。
ストレスはすべてがマイナスに作用するものではありません。
適度のストレスが役に立っていると言われますが、
強いストレスだって対処の仕方次第で大きなエネルギ-を生むのです。
何があっても「直面する現実から逃げない」という覚悟を、
自己のストレス対処の第一に持ってくることこそが最良のストレス対策なのです。

*対峙たいじ:対立する者同士がずっとにらみ合っていること