本日の心理学・名言18824-7

A
忘れることにも大いなる恵みがある~

つまり、一番大切なことを忘れないために、
あるいはもっと大切なことを覚えるために、
どうでもよいことは、
きれいさっぱり忘れるよう努力をするということなのです。
興味があるのは、その努力とはどんなものかということです。
それは「忘れることを気にしない」の一言に尽きるようです。
忘れることを気にしないということは、
選別ではなく成り行きによって忘れてしまったら、
「覚えておく必要がなかったのだ」
と解釈する一種の消去法です。

忘れることのもう一つの効用は、
過去へのこだわりが希薄になっていくことです。
過去の出来事にこだわってくよくよしていると、
後ろ向きの人生になってきます。
現実にはそういう人が世の中には大勢います。
くよくよしたり、思い煩ってしまうのは、
過去を忘れられないからです。

楽天的な人、立ち直りの早い人は、
過去の嫌なことを忘れられる人なのです。

B
子供は誰も同じように可愛いもの・・・
親はこのようによく言います。

大方の親にとってそれは真実でしょうが、
このことは「子供に同じように接すれば良い」
ということを意味しているわけではありません。
それぞれの立場や個性を見て、
それに応じた接し方が望ましいのです。

一人ひとりの個性と立場を考慮しながら、
心底から愛情を注いであげる必要があるのはそのためなのです。
ただ、子供は敏感なので、表面的な接し方ではすぐに見抜きます。