本日の心理学・名言18792-1

#自我機構化
「自我機構化」とは、
環境事物を自分(個体)の肉体と同じように操作できるようになることです。
この機構化に対しては、
おのおの異なった三つの過程因子が作用します。
1
) その一つは、
環境事物が自分(個体)に機構化されるように選ばれると言うことです。
これは、環境事物が個体に機構化されるように
修正されていくと言うことを意味しています。
例えば、使いにくいハサミを使いやすくしたり、
複雑な機械を単純化するなどです。
2
) 他の一つは、
自分(個体)が環境事物に順応していき機構化する過程である。
これは、環境事物に自分(個体)が慣れていくということで、
今度は自分(個体)が環境事物に適応していくことです。
これは学習によってその順応を促進することが出来ます。
3
) もう一つは、この両者が併合されて機構化することです。
1
)と2)の両者が同時に行われていく、
すなわち、環境事物が個体に適応されるように選ばれると同時に、
その選ばれたものに対して自分(,個体)も
その選ばれたものに順応していくことであり、
この両者の作用を使って機構化することです。
この「自我機構化」は、個体の肉体的な限界の許す範囲までは可能です。
しかし、精神的なものなどで機構化できない場合があります。
これを「自我機構化不能現象」といいます。