本日の心理学・名言17882-3

A
人は、ひとりで生きて行くよりも、
二人で支えあった方がすっと生きやすい~

「自分がどう*すべき*か」が分かっていても怖さはなくなりません。
でも、「自分がどうしたいか」が分かったら怖さはなくなります。
思いっきり傷ついて自分の本当の心を知り、
その時、沸き起こってくる自分の感情に従った生き方をして
自分の気持ちをきちんと把握できると、怖くなくなるのです。
逆に言えば、本当の自分の気持ちが分からないから、
人と接することが怖くなるのです。

ただ、思い切って傷ついてみるためには、
自分を支えてくれる人が必要です。

理解し、励ましてくれる人ですね。
そういう人の指示がなければ、
大きく傷ついた自分を支えきれなくなります。

だから人は人を求めるのです。
人はひとりで生きていくよりも、
二人で支えあった方が生きやすいのです。

友達が欲しい、いい人と結婚したい、と望む理由もここにあります。
このことは、人生の悩みは、
自分を支えてくれる人がいないという悩みでもあるのです。

B
私はうまくいかない時は、

いつも神さまから「お前は別の道を行きなさい」
という指示があったと思うんですね。

だから運が悪い場合は、そこでぐずぐず悩むのではなく、
運命をやんわり受け入れられる心理でいたい。

そして、次の運命に協力的になる。
自分で望んだわけではないけれど、
それによって神さまは私に何をご期待ですか?
と考えるわけですね。
そうすると、たいてい運が開けてくるわけです。

by
曽野綾子(その・あやこ*小説家)