本日の心理学・名言17686-5

A
有能な人には必ずといってよいほど欠点はつきものでなのです。
だからといって、この欠点を修正するとなると容易なことではありません。
苦手なものは苦手であって、それを人並みにまで持っていくにも、
かなりな苦痛が伴うものなのです。

であるならば、そのような欠点を直す時間を
出来うる限りその人の持っている長所を伸ばすことに使うことを考えるべきなのです。

「好きこそ物の上手なれ」と言われていますが、
自らの長所を伸ばすことは、それ自身楽しいことでもあり、

それによって得られるものは、本人はもとより、
その本人を活用している組織にとっても、大きな収穫でなければなりません。

あなたが、人と付き合う場合においても、同様なのです。

相手の長所だけを見て、これを自らのものとして取り入れることができれば、
それだけあなたの人生に何らかのプラスをもたらすはずなのです。
また、長所から相手を見て付き合えば、相手に対する尊敬と敬意を払うことになり、
このことは以心伝心の原理によって、相手に対して伝わらないわけがないのです。
そうすれば、自分に敬意を払ってくれているあなたに対し、
相手もまた好意を抱くことは当然のことなのです。

B
あなたの命はあなた一人のものではない。

父母(ちちはは)、 その父母(ちちはは)と幾世代にもわたり、 連綿と続いてきた命。
その命の炎が一度も途切れることなく 続いてきたからこそ、あなたの命がある。
あなたの身体の中には幾百万、幾千万という先祖の連綿たる命の炎が燃えている。
そういう尊い命の結晶が自分であることに深い思いをはせ、
自分を愛し、自分を敬うような生き方をしなければならない。

by
『人生の大則』 藤尾秀昭 著