本日の心理学・名言17686-3

人間にはそれぞれ資源、能力、個性、財産、教養など
先天的なものから後天的なものまで十人十色であって、
人によっては、付き合い方も変えなければならないこともあります。
ただ一般的には、以下のような原則があるように思います。
能力に関しては、最も好ましい態度から最も好ましくない状態に至るまでを
段階的にあげれば、およそ次のようになるでしょう。

#能力を豊富に持ちながらひけらかすようなことはしないため、
一見、それほどの才能をの持ち主とは見られないでいること。
「能ある鷹は爪を隠す」という格言がありますが、
これは、そのような状態を指すものです。

豊かな才能に恵まれているが、その才子たる様が、
全ての人の目にはっきりわかってしまうこと。
日本のような未だ謙譲の美徳を要求する国においては、

あまり褒められた態度ではありません。
本来、それほどの才能にも恵まれているわけではないのに、
なんとなく第三者の目から見ると才能がありそうに映るように振る舞うこと。

多くの場合には、日常のなにげない立ち居振る舞いや、わずかな言動を頼りとして、
相手に対するさまざまな情報を直接的かつ独断的に決めてしまうことが多いのです。

もっとも最悪な状態は、無能な人間がその額面どうりに
無能ぶりを一般に知られてしまう場合です。
要するに、「バカは死ななきゃ治らない」ということであり、
このような人に限られた時間を必要以上取られることは、
あなたの人生にとってマイナスとなること請け合いです。

パスカルは「熱心なバカ程始末に悪いものはない」と言ったといいいますが、
時間も神経もコストである以上、
無駄な時間や神経を浪費しなければならない相手とは、
挨拶を交わす程度の距離をあけておくことが無難です。