@A:
「人生は非常事態だ」といわんばかりに泡ふためいてみたり、
悩んだり、競争したりするのは何故でしょう。
穏やかで優しい人になると、大きな目標に向かって努力しなくなるんじゃないか、
無気力で惰性になるんじゃないか、という不安のせいなのです。
その逆も真なり、と気づいたら、もっと安らかに生きられえるでしょう。
不安なことばかりを考えると莫大なエネルギーが消費され、
創造性や生きる意欲が薄れてしまいます。
慌てたり不安だらけの時は潜在能力も発揮されませんし、
生きる楽しみも消えてしまいます。
今のあなたが手にしている成功は不安から生まれてきたのではなく、
不安にもかかわらずつかんだものなのです。
自分が欲しいもの・・・心の平和・・・をもっていれば、
自分の欲望や不安にとらわれずにすむようになる、ということです。
それがあれば集中力が高まって自分の目標に到達しやすくなり、
人にお返しをする余裕も生まれてきます。
@B:
あなたは「できること」「やるべきこと」「やりたいこと」のどこに
ウェイトがかかっているだろうか?
「できること」に軸足がかかっていると現実家。
「やるべきこと」にかかっていると勤勉家。
「やりたいこと」に比重がのっていると夢想家。
現状を大きく変え、新しい価値をつくりたいなら
「やりたいこと」を精一杯大きくすることだ。
by野口吉昭(のぐち・よしあき*コンサルタント)
@C:
全てのことに恭(うやうや)しい人は他者をあなどらない。
全てのことにしまりのある人は他者から貪(むさぼ)り取らない。
恭倹は、まごころから出るものであって、
ただ見せかけの声色や笑顔でなされるものであろうか、決してそうではない。
*恭(うやうや)しい:相手を敬って、礼儀正しく丁寧なこと
*恭倹(きょうけん):人に対してはうやうやしく、自分自身はつつしみ深く振る舞うこと