@A:
愛他心を強める: 人間の一番強い欲求は自己重要感
人間は本能的欲求として、
「自分は重要な存在であると思われたい」
「他人から自分の能力を認めてもらいたい」
「周りの人から尊敬されたい」という自己重要感欲求を抱いています。
ちなみに、この自己重要感は生理的な欲求などよりもはるかに強く、
その人の年齢や地位とともに強まっていきます。
プライド、優越感、自尊心と解釈してもいいでしょう。
そのためそれをないがしろにされると思いもよらぬ悲劇を生む結果となります。
例えば、ある会社で常務取締役の地位まで上り詰めた人が、
定年退職を迎えた直後あることが原因で自殺未遂を図ったことがありました。
その理由はそれまで毎年300枚以上来ていた年賀状が、
定年退職した翌年たった50枚しか来なかったことだったのです。
つまり 、つまり、「定年退職した以上、自分はもう重要な存在ではないのだ」
「誰からも評価されていないのだ」という思いがその人を絶望の淵に立たせてしまったのです。
しかし、自分自身の身の破滅よりも自己重要感を傷つけられて精神的苦痛の方が強いとしたら、
私たちは主の希望を見いだすことができます。
なぜか?
その原理を逆手にとって、相手の自己重要感を高めてあげれば、
相手のに対してこの上もない幸福感・満足感・喜びを与えることになるからです。
そして、この相手の自己重要感を高めてあげるという行為が、
愛他心を強化していく上での第一の条件となるのです。
大切なのは、相手のプライドや自尊心にかかわる”いちばんの欲求”に理解・関心を示し、
それを尊重することなのです。
これさえできれば、相手は大いに感動し、あなたに好感を寄せるようになります。
相手の存在感を認めるとは、
こういうことであり、その心がけが自己重要感を高めることにつながっていくのです。
@B:
人間の可能性の限界は、その人の空想力の限界である。
by飯田亮(セコム創業者)
自分がどうなりたいのか、限界をつくらずにイメージを広げて考えてみよう。
イメージしていることが小さければ、それ以上のことができる可能性も低くなる。
自分が進む方向のイメージを広げて、期待できる未来を創造していこう。
@C:
一所懸命に働くことが、人生を素晴らしいものに導いてくれたのです。
働くことは、まさに人生の試練や逆境さえも克服することができる
「万病に効く薬」のようなものです。
誰にも負けない努力を重ね、夢中になって働くことで、
運命も大きく開けていくのです。
by稲盛和夫(いなもりかずお*京セラ・KDDI創業者)