本日の心理学・名言16902-1

A
絶望とは死に至る病である。

自己の内なるこの病は、永遠に死ぬことなのである。
by
キルケゴール
人間は、実際には生きていながら、
内面世界では死んだも同然という状態になってしまうことがあります。
どのような時に、そうなってしまうのでしょうか。
それは絶望した時です。
夢が打ち砕かれ希望を失った時です。
「私には生きている価値などない」と思い込んだ時です。
このように絶望することを、キルケゴールは「死に至る病」と言いました。
絶望することによって、生きながら死んだも同然という状態になってしまうことほど、
不幸なことはないでしょう。
確かに、長い人生の中では、絶望しそうになる出来事が何度かあるものです。
そのような時こそ、新たな希望を持つことが大切になります。
夢の実現を信じることが重要になるのです。
希望を持ち、夢は叶うと強く信じている限り、生きる意欲がなくなることはありません。
絶望を乗り越えて強く生きていけるのです。
どんなに絶望的な状況におちいっても、
希望を持ち、夢を信じることで、必ず乗り越えていけると思います。

B
不幸の原因は、他の誰かの身勝手のせいでなく、自分自身の身勝手のせいである。

by
ジェームズアレン
人は不幸になった時、往々にして「相手の身勝手のせい」だと考えがちです。
しかし、不幸になった原因が「自分自身の身勝手のせい」である場合も少なくありません。
例えば、ある女性が、
「私の彼は自分のことしか頭にない。ちっとも優しくしてくれなくて、私は不幸だ」
と悲しんでいるとします。

この場合、彼が「自分のことしか頭にない」のは事実かもしれません。
しかし、それは彼の本来の性格ではなく、
例えば仕事上の大きな問題でずっと悩んでいるためかもしれないのです。

そのために、彼女に優しくする心の余裕がなくなっているのかもしれません。
そうだとしたら、悩んでいる彼を非難する彼女の方が、身勝手ということになるでしょう。
この場合、彼女の自身の身勝手のせいで、彼女は不幸になっているのです。
従って、彼女は非難をやめて、「お仕事、大変ね。頑張ってね」と、
彼に優しく励ますようにする方が良いと言えます。

そうすれば、彼は心から彼女に感謝するでしょう。
いっそう深く彼女のことを愛するようになると思います。
そうなれば、結果的に、彼女は幸福になれるのです。
何事も相手のせいにする前に、自分に身勝手な点がないか反省することが大切です。