本日の心理学・名言16896-3

A
人間は、いわば不断に学ぶ、唯一の存在である。

by
パスカル
何かを学ぶのは楽しいものです。
学生時代の勉強は、強制されていたために、あまり楽しい印象がなかったかもしれません。
しかし、社会人になってからの勉強は、自発的に始めるものです。
楽しく熱意を込めて続けていけるはずです。
学ぶことは、生きる喜びや意欲を高めます。
少しでも「私は賢くなった」と実感できることは、
大きな喜びであり、「もっと頑張ろう」という意欲に直結するからです。

ですから、人間は一生を通して勉強をしたほうがいいと思います。
学校を卒業して社会人になれば、そこで「勉強は終わりにする」のは、
あまりにも、もったいないのです。
社会人になってからの勉強の方が、
人間性を高めたり、仕事や世の中に役立ったりしやすいといえます。
最近は、「学び直し」という言葉もよく聞くようになりました。
40
代、50
代になった人が、人生をさらに充実させるために、
専門学校や大学院に入って勉強することです。

このように一生を通して勉強を続けてこそ、
充実した幸福な人生を生きていくことができます。

*不断:とだえないで続くこと

B
知恵の始まりは、まずそれを望むことである。

by
ガビーロール
生きていく知恵は、自ら望まないと身につきません。
現代はインターネットが発達し、分からないことは、
すぐにスマートフォンやパソコンで調べられる便利な時代です。

しかし、一方で、「ネットで調べれば、すぐ分かる」ことに甘えてしまって、
自ら知恵を望む意欲が薄れてきているのかもしれません。

人生に必要なのは、「ネットで調べても答えが出てこない知恵」であることが多いものです。
仕事や人生で直面する重大な問題を解決する方法は、
ネットの中で見つけようとしても、そうそう見つかりません。

特に、自分の人生にそのまま当てはまる答えは、まずないでしょう。
だからこそ、ネットに甘えず、「より賢く、より幸せに生きていく知恵を身につけたい」
と普段から望むことが大切なのです。

そう望みながら、本や雑誌を読んだり、講演会に行ったり、テレビを観たり、色々な経験をしたり、
教養のある人の話を聞いたりするように心がけるのです。
すると、「生きていく知恵」が徐々に身についてきます。
そして、大きな問題に直面した時、その知恵を活用して問題を乗り越えていくことができるのです。