本日の心理学・名言16888-5

A
私たちはウソの看板を掲げて、名誉を得ようとする。
だがやがて、その看板は、はぎ取られてしまう。
byモンテーニュ

幸福になるためには正直に生きることがとても重要です
しかし中には、ウソをついてまで名誉を得ようという虚栄心の強い人がいます

例えば本当はあまり重要な仕事をしていないのにもかかわらず
プライベートの友人に会社から期待されて大きなプロジェクトを任されているなどとウソを言い
「すご
と思われようとする人です

あるいはあまり英語も話せないのに
私はフランス語スペイン語英語がペラペラなんです。外国の友人もたくさんいます などとウソを言い
周りの人達に得意顔をしたがる人です

しかし、ウソで一時的に相手をだますことはできてもずっとだまし続けることはできません
「ウソの看板必ずどこかでぎ取られ本当の事が発覚してしまいます
そうなれば大恥をかくだけでなく、「あの人はウソつきだと軽蔑されてしまうでしょう

「ウソの看板など初めからかけない方が賢明です
ありのままの自分を理解してもらう方がいいのです

その方が周りの人たちから愛されますし信頼もされます
そこにはいい人間が築かれていくでしょう
その方がずっと幸せになれるのです
虚栄心(きょえいしん):自分を実質以上に見せようと、みえを張りたがる心。

B
快楽
を控えるのが賢者であり、快楽の奴隷になるのは愚者である
by
エピクテトス
人生にはバランスが大切です
しかしバランスを失って快楽に傾いてしまい人生にをダメにする人もいます

快楽とは性的快楽飲酒、美食などをします
仏教では朝起きる時間になっても起床せず、
一日中寝てばかりいることも快楽の一種に数えられています

一生懸命に働くのを避け、怠け心に走るのも快楽の一種なのでしょう
もちろん快適に生きることや適度に 飲酒や美食を楽しんだり
ゆっくり休むことは健康的な生活を送る上で重要なことです

ただし、それは「快適に生きる」ことであり、快楽にふけることとは違います。
快楽にふけるのは、不健康であり、その人自身に害を及ぼすのはもちろん、
周りの人達にも様々な悪影響を与えてしまいます。

つまり、快楽におぼれて、快楽の奴隷にならないようにバランスを保つ心がけが重要です。
それがが賢者の生き方とだと思います。

快楽の奴隷になってしまうと、人生のバランスがくずれ、
仕事がおろそかになったり、家族や友人などとの関係も悪化してきます。

ついには奈落の底に落ちてしまう可能性もあるのです。
快楽におぼれるのはエピク テトス の言う通り愚者の生き方と言えます。

*ふける:一つの物事に熱中する、夢中になる