本日の心理学・名言16882-5

A
苦悩は活動への拍車である
そして活動の中にのみ我々は我々の生命を感じる
by
カント
日々生活していく中で大きな問題に直面したとします
そんな時は人は誰でも
どうすれば解決できるのかを一生懸命に考えまた色々なことを試してみるでしょう

そのように問題を解決しようと一心不乱になって没頭するとき
人は自分自身の大きな生命力を感じることがあります

普段よりも一層強いパワーを発揮して
物事を考え問題解決へと行動していることに気づくのです

そして、「私は生きているという自分自身の大きな生命力を感じるのです
そういう意味で苦悩は活動への拍車であると言えます

問題があるから苦悩しそれを乗り越えようと人はより活発に考え行動するのです
もし何の問題も送らず人生が済んだとしたら
その人はそれに甘えて怠け者になってしまうかもしれません

人は問題に直面しながら生きていく方がいいとも言えるのです
悩むことでより力強く生きていくことができそれが生きる充実感にもつながっていくからです
つまり、「悩むことでより力強く生きていくことができるとポジティブに考える方が
賢い生き方になります

*拍車: 乗馬靴のかかとに取り付ける金具。馬の腹に刺激を与えて速度を加減する。
*拍車(はくしゃ)をかける:馬の腹に拍車 を当てて速く走らせる意味から、
物事の進行を一段と早める

B
人生は苦悩を通じてしか清められない
by
プラトン
どう生きていけばいいのか
どのようにして夢を叶えればいいのか
成功を手にするにはどうすればいいのか
人はこのような事に思い悩みます

それは決して悪いことではありません
なぜなら思い悩むことを通じて真面目に生きていくことを学ぶからです

何事にも誠心誠意努力することが大事だということを学ぶからです
結局人は真面目に誠心誠意努力することによってのみ
悩みを乗り越えていくことができます

何かズルいことをしたからといって乗り越えていけるものではありません
ズルいことなどしていたら一層深く悩みに沈み込むことになります

人は思い悩むことを経験することによって自然に真面目な人」「誠実な人になっていきます
そのことをプラトンは人は苦難を通じてしか清められないという言葉で表現したのです

ズルいことをしたり怠けたりしていたのではその人の人間性は汚れていくばかりだと思います