@A:
幸福になる道はひとつしかない。
意志の力ではどうにもならない物事には悩まないことである。
byエピクテトス
人生では、いくら強く願ってもどうにもならないことがあるものです。
例えば大好きだった相手が他の誰かと結婚した時、私は「どうしてもあの人と結婚する」
と言うと、いくら強く願っても現実は変えられないでしょう。
無理に願いを押し通そうとすれば、社会的なトラブルになりかねません。
そうなればその人も相手も周りの人達も不幸になるでしょう。
つまり願ってもどうにもならないことは上手に諦めることです。
つまり諦めるとは。そのことについてはもう悩まないと決心することです。
そうすれば 視点が別の方向へ向きます
別の希望や夢の実現に向かって情熱をもって活動できるようになるのです。
それは本人にとって幸せであり、相手にとってありがたいことであり、
周りの人にも安心感を与えることになります。
気持ちを切り替えることは 、三方を幸せにするのです。
「自分の力でどうしようもないことは、諦めるもう悩まないと決める」
と言う心得で生きることは自分も周囲も幸せにするのです。
「これは自分の力で何とかなる」「これは自分の力ではどうにもならない」
ということを見極めるのです。
そしてどうにもならないことには、
執着しないで、気持ちを切り替えていくことが幸せに生きるためには必要です。
@B:
人が苛立ったり不機嫌になったりするのは、しばしばあまりに長く立ち通しだったせいである。
そんな時、その人に椅子を差し出してやるがいい。
byアラン
友人や家族あるいは身近な人が何かイライラした様子だったとします。
そのようなイライラしている人を不機嫌な人が身近にいると、
つい自分までイライラした気分にさせられるものです。
不機嫌になって相手に文句を言ってしまうことさえあります。
その結果ケンカになってしまうこともあるでしょう。
それは自分にとっても相手にとっても決して良いことではないと思います。
大きなマイナスになるに違いありません。
このようなケースでは相手を気遣うことが大切です。
「この人はなぜイライラしているんだろ?」「なぜ不機嫌そうなんだろうか」
と想像してみます。
そうすれば、「例えばこの人はきっと頑張りすぎて心身ともに疲れきっているんだ」
と言った理由がわかるはずです。
理由がわかったら少し休んだ方がいいとアドバイスします。
心が安らかで 安らぐカフェや公園などに一緒に行ってあげてもいいでしょう。
見出しのアランの言葉にある 「あまりに長く立ち通しだった」とは まさに頑張りすぎたということです。
そして椅子を差し出してやる」とは安らぎの場を提供してあげるということなのです。