@A:
楽しみも英知も学識も美徳も健康がなければ色あせ消え失せるだろう。
byモンテーニュ
幸福の 基本は健康に尽きるのではないでしょうか。
健康であってこそ、色々なことに心から喜びを覚えられます。
健康に不安があると、友人や家族と楽しく過ごしても、楽しいイベントに参加しても、
十分に楽しめないと思います。
健康であってこそ本を読んだり、カルチャーセンターや講演会に出かけたりして、
学識を蓄えることに喜びを感じられるのです。
健康をひどく害していては、たとえ名著を読んでも、
これが、「自分にとって何の役に立つのか」と虚しい気持ちになってしまうのではないでしょうか。
そもそも健康を害していては 、本を読む気力がないのかもしれません。
また健康であってこそ 、「もっと人格が磨かれた人間になりたい」「魅力を増やしたい」
という意欲も湧いてきます。
そして、自分を磨くために色々な人と交流したくなり、それが人生の豊かさにもつながるのです。
健康をひどく害していては、「 魅力を増やしたい」という気持ちにはなりにくいでしょう。
そういう意味で、日頃から 健康管理に注意することが大切です。
病気は努力しても防げないことがありますが、
健康は努力次第で長く保つことができるのです。
@B:
人間の最大の幸福は、徳について語ることができることにある。
徳のない生活は、人間に値する生活ではない。
byソクラテス
健康で好奇心を持ち、笑い合いながら日常を楽しむことが、豊かな人生だと言っていいでしょう。
ただ、時には、「人間の徳」についてについて語らう時期を時間を持つと、
人生はさらに幸福になると思います。
「世の中の人々に広く役立つことができないだろうか」
「みんなで一緒にボランティア活動に参加できないか」
「人の幸せのために生きることが自分の幸せにつながる」
人間の徳について書かれた哲学書や 思想書を読んで話し合ってみよう。
そういったことを友人や家族と話し合うのです。
そして自分たちで実践できる徳のある行為があれば 、実践します。
そのように「徳について身近な人と話し合うこと」
「みんなで徳のある行為を実践していくこと」は、
幸福になる大きな要因になるのです。
日頃は慌ただしく生きているからこそ、時には徳という高尚な考えについて、
話す時間を持つといいのです。
もちろん一人で 思索にふけるのもいいと思います。
しかし一人で思索にふけった結果を友人や家族と共有することは、もっと素晴らしいことです。
それは、人間としての誇りを持って生きていくことに繋がります。